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「ライフ・アクアティック」The Life Aquatic
ライフ・アクアティック
>> 9月21日DVD発売

スランプ気味の海洋ドキュメンタリ制作チームが、仲間を殺した幻のサメを追って探検の旅に出かける不思議なコメディドラマ。いやほんと不思議な映画でしたよ。“スランプ気味の海洋ドキュメンタリ制作チーム”って、もうそのせまーいところを突く設定からしてすごいというかね。

以下、真面目に書きますので、先に言っとこう。

オーウェン・ウィルソンのパイロットコスプレにうっかりときめいた自分フォォー!! (同志求む)

では、映画の感想。


いったい何なのこれ〜〜悲しい悲しい悲しい悲しい悲しい ←感涙

あたしゃこの主人公のスティーヴなんてオッサン、全然好きじゃないですよ。身勝手で愚鈍で独りよがりで、そりゃ奥さんも逃げていくわと思いましたよ。若干似たところのある「テネンバウム」のオヤジ@ジーン・ハックマンは好きだったのに、やっぱり私ビル・マーレーが好きじゃないんだろうなあ・・・(なんであんなに重宝されてるんだろう。あの人を食ったような顔がムカつく)・・・としみじみ思ったり。

映画自体も「テネンバウム」ほど分かりやすい起承転結があるわけでもなく、あれほど濃いキャラが揃っているわけでもなくて、ややもすれば退屈に思える部分もなきにしもあらずで。

だけど、あの終盤のサメのシーンでぼろぼろ涙が出てきやがったのです。スティーヴの顔が泣きそうに歪んでいくところで、自分がまったく同じ顔をしているのが分かったもの。それまでまったく好きになれなかったスティーヴなのに、実は深いところでは共感していたんだろうか。あの瞬間、すべてが理解できたような・・・頭ではなく体で、感覚で。私は理由も分からず泣きながら、たぶんスティーヴその人になっていました。

前作「ザ・ロイヤル・テネンバウムズ」は、家族の素晴らしさを手放しで賞賛するのではなく、むしろその“逃れられなさ”のようなものを最大限の愛おしさを込めて描いた映画だったと思うのだけど、この作品にもそれと同じ血が流れていると思う。

信じることの滑稽さと心もとなさ、だけどそのかけがえのなさ。年月を重ねるうちに、自分が追い求めているものを見失い、それまでやってきたことが正しかったのかも分からない、確かなものをつかめないままに続いていく毎日。だけど、大事なものは確かにそこに存在する、その光のような一瞬を感じることができれば、この煩わしい人生という道を泣き笑いながら歩くのも悪くはないものだなあと。ともに歩く道連れがいれば、さらに悪くないものだなあと。
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