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『みんな家族』(清水義範)
みんな家族

これ良かったわあときめきときめきときめきときめきときめき 

清水流“昭和史”長編小説。といっても小難しい歴史小説なんかじゃなくて、あくまでも庶民の実感としての昭和。というか、昭和という時代を背景にして生きる庶民そのものを描いた物語。

お互いに無関係だった4つの家族が子供同士の結婚で結びついて2つの家族に、そして最後には1つの大きな家族になるまでの物語が、昭和という64年間の日本の歴史を背景に展開される。ここで描かれる昭和の庶民たちの人生はどれも実にドラマティックであるが、同時にひどく身近で共感もできる。「この時代でこの状況なら、やっぱりこうするかなあ」なんて、つい自分に当てはめたりもして。

本作では、作者お得意の皮肉や風刺はなりを潜め、その語り口は比較的フラットでニュートラル。悲しくせつない出来事も多々起こるが、からりと明るく乾いた文体からはことさらに悲愴感は感じられない。戦前、戦時中、戦後、高度経済成長、オイルショック、バブル・・・と、文字どおり激動する時代の流れの中でも、庶民はただ淡々と毎日を生きるだけ。そんなかつての日本人たちの姿がとてつもなく頼もしく、いとおしく思えた。
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- | 2008/07/20 8:28 PM
 

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